何にも思いつかない。
寝酒を止めようか悩んでる。
ここにある安酒を薄めながら、
簡単に眠りを手に入れようとしている。
そうだ。簡単なんだ。眠りに対価なんてない。
そうだ。不自然なんだ。眠らないことは。
笑いたければいくらでもどうぞ。
僕の夢が欺瞞に満ち溢れ、
怯えて眠りを遠ざけたいと思っていることを
哀れみたければいくらでもどうぞ。
現実と夢の境界にある、
どろどろとしたぬぐえない倦怠感を
簡単に眠りを手に入れようとしている。
薄めた酒を口に含みながら。
厭世に身を任せながら。